人生と自己像

異文化と海外生活のなかで揺れるアイデンティティ|Life & Identity 人生と自己像

ここでは、「自分はどんな人間なのか」という問いに関わるテーマを扱います。

人生のステージによる役割の変化や、住む場所などの環境の移り変わりの中で、自己像(アイデンティティ)が揺らぐことがあります。
英語圏の心理学には、identity(自己同一性)、authenticity(真実性)、self-compassion(自分への慈しみ)など、日本語だけでは捉えきれない豊かな概念があります。

これらは、人を「どうあるべきか」という規範ではなく、「今、どのように存在しているか」というありのままの視点から理解しようとする言葉です。

私自身、アメリカでの生活を通して、自分の価値観や考え方を言葉で説明することを求められる場面に多く直面してきました。その中で、日本にいた頃とは異なるかたちで「自分とは何か」に向き合う経験を重ねています。

このカテゴリーでは、こうした心理学的な概念を手がかりに、揺れながら、そして新しく形づくられていく自己像について、皆さんと一緒に考えていきます。

☘️ まずはこちらの記事から
自分自身を深く、そして優しく理解するための「言葉」と「経験」の記録です。

1. 英語心理語シリーズ
日本語には訳しきれない、こころを支える英語の心理キーワード。それらが持つ本来の意味を、日常に活かせる形でご紹介しています。
これまでに扱った言葉(Authenticity, Self-compassionなど)の解説をひとつのページにまとめました。

2. 異文化の中で揺れる自己像
英語で自信を失うのはなぜ?話せないと自己評価が揺れる理由
英語がうまく話せないとき、それだけで自分の価値まで小さく感じてしまうことがあります。言語・文化・役割の変化の中で起きる「話せない自分=価値が低い」と感じてしまう揺れを整理しています。

 

☘️ 記事一覧

人生と自己像

self-acceptanceとは何か?「自己受容」では訳しきれない英語と自己像の意味

self-acceptance(自己受容)の意味を心理学・文化差・日本語訳とのズレから静かに掘り下げる。評価する前に認めるとは何か、揺れる自己像との関係を考える。
人生と自己像

self-awarenessとは何か?「自己理解」だけでは訳しきれない英語と自己像の意味

self-awarenessは「自己理解」と訳されることが多い言葉ですが、それだけでは捉えきれません。分かっているはずの自分と、どこか見えていない自分。そのあいだにある「気づき」を、心理学と文化の視点から静かに見つめます。
人生と自己像

integrityとは何か?「誠実さ」では訳しきれない英語と自己像の意味

integrityとは何か。心理学での意味、日本語訳とのズレ、文化的背景を通して、この言葉が前提にしている人間観を考えます。authenticityとの違いにも触れながら、揺れる自己像との関係を静かに見つめます。
人生と自己像

empathyとは何か?「共感」では訳しきれない英語と自己像の意味

empathyとは何か?心理学での意味と「共感」との違いをもとに、日本語では捉えきれないニュアンスを解説します。異文化の中で感じた体験も交えながら、人と人がどのように理解し合い、つながっていくのかを考えます。
人生と自己像

belongingとは何か?「居場所」だけでは訳しきれない英語と自己像の意味

belongingとは何か。心理学での意味、日本語の「居場所」とのニュアンスの違い、そしてこの言葉が前提にしている人間観を、揺れる自己像という視点から静かに掘り下げます。
人生と自己像

英語心理語とは?日本語では訳しきれない自己像のことば

英語の心理語は、なぜ日本語より心に残ることがあるのでしょうか。authenticity、vulnerability、self-compassionなど、日本語では訳しきれない「自己像」の感覚を、精神科医・海外生活経験の視点から考えます。
人生と自己像

identityとは何か?「自分らしさ」では訳しきれない英語と自己像の意味

identity(アイデンティティ)とは何か。心理学ではどのような意味を持つ言葉なのか、日本語の「自分らしさ」との違い、文化背景、そして揺れる自己像との関係から静かに考えていきます。
人生と自己像

vulnerabilityとは何か?「弱さ」では訳しきれない英語と自己像の意味

vulnerabilityは単なる「弱さ」ではありません。自分を開くことに伴う不確かさと、人間関係の中で起きる心理を、文化的背景と実体験から整理します。